皆さん、日本人の2人に1人が腰痛ってご存じですか?
国民病とも言うべき腰痛。なぜ、こんなにも腰痛でお悩みの方が多いのか。
これは、人間の進化によるものだからです。
四足で歩く動物と違って、二足歩行をするようになったヒトでは、背骨に上から下⇩への力が強くかかります。
中でも腰には大きな力がかかるため、腰痛は人間特有の症状といえます。
頭から下方向への力を分散するために、ヒトの背骨は前後にゆるやかなS字カーブを描くように並んでいます。さらに腹圧(おなか側)が腰の骨を支えています。
また、背骨と背骨の間のクッションとなる椎間板や腰を支える筋肉が、姿勢をサポートしています。
このような姿勢を保つメカニズムが疲労したりダメージを受けたりすると、腰痛を発症するのです。
このことからも分かるように、
①そもそも骨格の形状がS字だから。
②二足歩行で立っているから。
③腰の骨が筋肉に依存しているから。
腰痛が出てしまいます。二足歩行に進化した結果、得るものも大きかったわけですが、代わりに腰痛という何とも悩ましい代償を払っているわけです。
何とか対策できないものか?
できます(^^)/!
腹筋を鍛えて、腹圧を強くしましょう!
そうすれば、おなか側から腰の背骨を支えてS字カーブを良いところで支えてくれます。
※ただ、ここで注意があります。
ここまでお話していてなんですが、腰痛があるうちは腹筋のトレーニングをお勧めできません。
まずはしっかり検査を行い、悪くなった筋肉や骨格の歪みなどを治してから、トレーニングを始めることをおすすめします。
腰痛改善どころか、腰痛の悪化や長期化してしまう危険がありますので、腰痛でお悩みの方は一度ご相談ください。