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ご相談に回答(ストレッチ編)vol.2


ストレッチ編vol.2は『伸ばし方』『頻度』についてお伝えしていきます。

伸ばし方

前回もお伝えした通り、伸ばし過ぎが一番避けたいところ。

ストレッチは今よりも少しだけ伸ばされれば効果は十分に出ます。

オーバーストレッチを防止しながら効率よく伸ばしていきましょう。

コツとしては、

少し痛みを感じは始めたらその位置で止めましょう

この『少し痛みを感じたら』という感覚が大事です!

 

①『伸びてはいるが痛みはないところ』

②『痛みを少し感じ始めたところ』

③『痛くて表情がゆがむくらい伸ばすところ』

 

①は全く効果がありません。ストレッチをしたいところは伸びてはいますが、現状維持ですね。

③はオーバーストレッチですので、ストレッチが終わった後に元の位置より縮んでしまうか、痛みが出て逆効果になります。

 

正解は②の『痛みを感じ始めたところ』が効果があります。

 

そして、この②のストレッチで皆さんが効率よく続けていく際に気を付けておいてほしいことがあります。

それは、『毎回同じ位置まで伸びるとは限らない』ということです。

なぜかというと、その日の仕事量や、身体の調子(体調)、ストレッチをする時間帯など様々な要因で毎回同じ位置まで伸ばせるとは限りません。

朝一に起きてすぐにするストレッチと就寝前やお風呂上りにするストレッチでは、大きく差が出てきます。

しかし、安心してください。同じ角度や体勢まで伸びなかったとしても、ストレッチ刺激がちゃんと②を守って入っていればOKです。

何が一番大切かというと、筋肉に『より頻度高く伸ばす刺激を与えること』に重点を置くということです。

そして、伸ばす時間ですが、30秒でOKです!

“短い”って思われた方もいらっしゃると思いますが、長く伸ばしたからといってどんどん伸びてくれるものではありません。

むしろ、伸ばされ過ぎ=オーバーストレッチになってしまいます。

 

頻度

前回もお伝えしましたが、人間の体に備わっている機能として『恒常性こうじょうせい(もとに戻ろうとする性質)』があります。

ストレッチを始めるときは少なからず皆さん硬い部分を伸ばしますよね!

その硬い部分が基準として体は認識しています。1~2回ストレッチをしてもこの恒常性の機能が働いてもとに戻ろうとします。

これを、徐々に柔らかくしていく際に重要なのが『頻度』です。

伸ばす刺激を与えた筋肉が戻ろうとする前にまた伸ばすことにより、筋肉が完全に戻る前に止まってくれます。

そうすることで、筋肉の硬さの基準が徐々に柔らかいほうへと傾いていきます。

1回目よりも2回目。2回目よりも3回目。というふうに、頻度高く伸ばすことでより効率的なストレッチができます。

 

ご飯を食べた後のお茶碗をイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。

時間が経つにつれてお米がお茶碗にこびりついてなかなか取れなくなりますよね。

いっとき水やお湯につけて、ふやけるのを待ってから、もしくは何回もこすったり、爪で引っかいたりしてやっときれいになります。

それだけ、時間が空くとお茶碗一つ洗うだけなのに時間が掛かってしまうということなんです。

 

筋肉も同じ。

 

時間を空けずに頻度を高めて実施することで最短の時間でストレッチ効果を実感できるのです。

具体的には、朝・昼・夜の3回実施できれば最高です。朝と夜は自宅で行えると思うので、体を横にして行うストレッチが可能かと思います。

お昼は、お仕事中や出先でできない場合も多いと思いますので、できる限りのストレッチ(立ったままの前屈やアキレス腱のストレッチ)くらいでも十分です。

 

今回は、

伸ばし方』=痛気持ちいところ(毎回同じ位置じゃなくてもOK)

頻度』=回数多く

をお伝えしてきました。

最近では、Youtubeなどで多くのストレッチの情報ややり方を知れる機会も増えました。そんな時代だからこそ、今一度、正しい知識をもって健康に近づいて行ってほしいと願っております。せっかくの努力を無駄にしてほしくない(^^)/

 

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

2023/05/05

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