今回は、『ストレッチ』についてのご質問です。
『ストレッチを続けているのに一向に柔らかくなりません』というご相談。
そもそもストレッチとは?
身体をリラックスさせたり疲れをとったり、体調を整える等の目的
で行われるものです。
そうです。リラックス!癒しを感じないとダメなんです。
今回のご相談をいただいた方は頑張って伸ばし過ぎて痛みしか感じないストレッチを行っていました。
でも、これ。皆さんもご経験があるのではないでしょうか?( ;∀;)
『オーバーストレッチ』という現象が起きている可能性があります。
筋肉が伸ばされ過ぎて筋肉がちぎれて傷ができてしまっている状態です。
こうなってしまうと、本来硬い筋肉を柔らかくする目的で行っているストレッチでケガをしてしまった状態になるので、痛めたところの回復が必要になってしまいます。
ストレッチを一旦中止しなければなりません。
痛みがひどい場合は、施術も必要になってしまいます。
ストレッチを始める前に、ストレッチをする目的を確認しましょう。
人によって動機は様々です。
・年を重ねて硬くなってきたから柔らかくしたい。
・体が硬いせいで、毎回ギックリ腰になるから柔らかくしたい。
・柔らかいとダイエット効果があると聞いたから。
・ゴルフでもっとスイングを大きくして飛距離を伸ばしたい。
・ちっさい時からずっと硬いから柔らかくなりたい。
他にも、いろいろ動機になることはあると思います。
そして、ストレッチには近道はない!ということもお伝えしておきます。
筋肉をはじめ、人間の体は恒常性(元に戻そうとする性質)があります。
体温が分かりやすい例ですね!
基本的な平熱は36.5℃
高熱が出れば下げようとしますし、低体温になれば震えて体温を上げようとします。
基準となるところに戻ろうとする体の仕組みが奇しくもストレッチの時には、今時点での『硬い筋肉』が基準になっています。
ストレッチをしても、1~2回では元の硬い筋肉の位置まで簡単に戻ります。
根気よく続けることが一番の近道ですね!
そして、今回の答えとも言うべき伸ばし方。
次回、『伸ばし方』『頻度』についてお話していきます。
お楽しみに(^_-)-☆